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2006年10月28日 (土)

里海の白鯨―長谷部文孝さんからのおたより

[里海随筆]「山椒魚の故郷」の著者、長谷部文孝さんから「[里海]創刊、おめでとう」と、次のようなおたよりをいただきました。長谷部さんは、「さかな」という俳名で俳句の創作を続けられています。俳名の由来は、サラリーマン時代のお勤め先が、水産会社「宝幸水産」(現在は、日本ハム系列の「宝幸」という会社に名前が引き継がれています)。海外漁業や水産と関係の深い仕事を定年退職され、俳句にちなむ本誌掲載の随筆「山椒魚の故郷」で、平成10年、第4回「岡山・吉備の国―内田百閒文学賞」(財団法人岡山県郷土文化財団主催)を受賞(随筆部門・最優秀作品)されています。

長谷部文孝さんからのおたより

 里海随筆として「山椒魚の故郷」を掲載していただきありがとうございます。徳永 功さんの写真・イラストはいいですね。少年のころ、暮らした里山を思い出させてくれます。

 実は、最初に中島さんからお話をうかがったとき、山椒魚と里海がどうかかりあうのか、よくわからかったのですが、実際に雑誌を読んでみると、それほどミスマッチでもないようです。しかし、それにしても、里山と里海を結びつける必要が私自身の内部にあります。また、里海の随筆を書くことが元水産会社社員定年退職の私の使命でもあるような気もしてきました。

 そこで思いついたのは、「里海の白鯨」というテーマです。私が水産会社に勤務する強い動機になったのは、メルヴィルの『白鯨』です。

   白鯨を追って歴史の涯の海

 小笠原へクジラを観に行ったとき、洋上句会でこれを投句しました。俳句としての評価は疑問ですが、私のデビュー作であり、生涯のテーマでもあります。

 ただし、そのとき(平成五年)は、白鯨の落着先(永遠に憩う海)がわかりませんでした。もちろん、エイハブ船長のように、戦って共倒れにはなりたくありません。

 結局、里海の白鯨ではないか、と雑誌を読みながら思いました。だんだん、イメージがふくらんできます。(長谷部 文孝)

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コメント

その後、編集子の依頼により、長谷部さんから「白鯨の里海」という素敵なエッセイを送っていただきました。第2号で掲載します。

投稿: なかじまみつる | 2007年2月21日 (水) 01時00分

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