« 里海の白鯨―長谷部文孝さんからのおたより | トップページ | FISの「日本のニュース」に里海が紹介されました »

2006年10月29日 (日)

八代海でアサクサノリを復活させたいな

●川辺川ダム建設に反対して活動を続けている「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会(川辺川を守る県民の会)」「不知火海・球磨川流域圏学会」の「つる詳子」さんからのおたより(1)と、川辺川MLというメーリングリストで流してくれた紹介の文章(2)です。ありがとうございまた。

(1)つる詳子さんからのおたより

「季刊里海」楽しみにしています。

私が川辺川問題や漁協にこだわるのも、目の前の八代海を守りたいからに他ありません。それで、流域に視点をおいた活動が必要だと「不知火海・球磨川流域圏学会」の設立を呼びかけました。10年先に機能すればよいと、ゆっくりと人の結びつきをまずつくっていきたいと考えています。

また、6年後に迎えた荒瀬ダム撤去で少しでも良い兆しが見えたら、漁師さんの意識も変わるかもしれないと希望を持っているところです。

荒瀬ダムの試験的なゲート開放の影響か、確かに球磨川河口に砂質の干潟が増えています。

それにしても、「季刊里海」にアサクサノリ生育地が天草にあると聞いてびっくり。荒瀬ダムが出来るまでは、球磨川河口こそがアサクサノリ養殖が盛んで、有明の漁師は、そのノウハウを八代から入れるために、八代との縁組を臨んだといいます。
荒瀬ダムが出来たときに、海苔業はすっかり駄目になったといいますから、今の諫早と同じですね。全く、教訓にならないのですね。
八代でもアサクサノリ復活という夢を漁師さんにもってもらいたいと思いながら、読ませていただきました。

(2)川辺川MLに載せてくれたつるさんの紹介の文章

つるです
(複数のMLに流しています)

昨日、知人が「季刊里海」という季刊誌の創刊号を送ってくれました。創刊号の特集は「里海って何だろう」「海は誰のものか」ですが、その中に、「もう一度本物の海苔を食べたい」とアサクサノリの復活をめざす木更津市の漁師さんの話が載っており、復活のためのノリの種の採集に天草に来られた話がありました。まだ、熊本に生育地が残っていることに感動。考えたら、八代海はかつてはアサクサノリの養殖がとても盛んなところで、その技術を有明や他県に伝授していたという話は聞いていましたので、なんで勝手に熊本県では絶滅したと思い込んでしまったのだろうと、思ったと同時に、残っていることをとてもうれしく思いました。

現在全国でまだ、10箇所ぐらい生育地があるようです。
そして、この木更津の漁師さんたちは、NPOを立ち上げ、「絶滅危惧種アサクサノリ復活計画」をたて、参加者を募っています。なんか、八代海がするべき取り組みを、他県に先んじられた思いですが、うれしいですね。

と、この本を見た後で、最近の読み残した熊日新聞を見ていたら、シリーズ「天草は宝島」という連載の中で、この復活計画内が紹介してありました。記事には

  • 木更津のNPO法人「盤州里海の会」は、天草市河浦町と同親和町から採取した天然アサクサノリを使って実験養殖を始め、将来的には特産としての販売を目指している。「天草では地元の人たちがアサクサノリの存在を知らないでいることに驚いた。そいいうところだからこそ、貴重な種が残ったんでしょうが」と金萬理事長。

なんか、八代海で復活させたいですね。木更津まで、八代の漁師さんつれて、見に行きたい気分です。

ついでに、「季刊里海」を紹介しておきます。出版社は「まな出版」で、漁業権や入会権などから漁業問題にこだわりをもっていろんな本を出版しているところです。この「季刊里海」では、漁業という生業など海の利用や管理という視点で、海を捉えていこうとしているのだと思います。

「季刊里海」について詳しいことは、下記URLをどうぞ。お奨めの一冊です。
http://www.manabook.jp/manabook-satoumimagazine.htm

|

« 里海の白鯨―長谷部文孝さんからのおたより | トップページ | FISの「日本のニュース」に里海が紹介されました »

コメント

熊本日日新聞は先日電話でコメントを求められたばかりです。
それとつる詳子さんの活動と季刊里海がリンクするとは思いも寄りませんでした。
東京湾だけではなく日本中に飛び火して本来のアサクサノリ生息地が増えるのも悪くは無いですね。

投稿: きんのり丸 | 2006年10月30日 (月) 07時42分

コメントありがとう。そう、どんどん飛び火していくような活動がいいですね。僕は、つるさんのファンクラブに入っているようなものなのです。メグリですよ、め・ぐ・り。アサクサノリ復活プロジェクトのチャレンジで緊張が続く1週間でしょうが、キンノリさんめげないでね。体に気をつけてね。(MANA・なかじまみつる)

投稿: MANA | 2006年10月30日 (月) 09時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 里海の白鯨―長谷部文孝さんからのおたより | トップページ | FISの「日本のニュース」に里海が紹介されました »