2009年12月24日 (木)

「東京湾の社会学」講座で、講師をしてきました

東京湾と人の関わりの歴史(江戸前の海と食文化、海の道)

12月5日、江東区森下文化センターが主宰する平成21年度下期講座「東京湾の社会学」の講師を依頼され、「東京湾と人の関わりの歴史(江戸前の海と食文化、海の道)」というタイトルで話しをしてきました。

以下、Blog版『MANAしんぶん』に載せておきましたのでご覧ください。

http://manabook.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-4fcc.html

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2009年12月15日 (火)

舞鶴からのREIKO’S REPO「世界健康フォーラムに参加して」

舞鶴からこんにちわ!!

中村禮子さんからお便りをいただきました。

「先日(25日)、京都で第30回世界健康フォーラムが国際会議場でひらかれ、参加してきました。大変良いお話が聞けたので、と文章を書きました。食、体、心のハーモニーという、コンセプトが気に入りました。
夫は8月からの世界一周航海が終わり、中旬に帰ってきます。私はJICAのシニアボランテイアーで来春からモロッコに2年間赴任することになり、1月からの研修を前にフランス語の勉強を始めておりますが、なんとも脳が固まっているもので、大変です!」

添付ファイルのレポートを載せておきます。このフォーラムは、1月10日のNHKで全国放送されるので、その事前紹介レポートとしても簡潔に記され、「健康な心」からつくられる社会文化の大切さを考える機会になればと考えました。

《舞鶴からのREIKO’S REPO》

世界健康フォーラムに参加して

……中村禮子

 真っ赤な紅葉が彩を添えていた京都国際会館のメインホールで、NPO法人 世界健康フロンテイア研究会が主催する第30回世界健康フォーラムが開催された。それは世界保健機構(WHO),武庫川女子大学国際健康開発研究所が共催し、国連教育科学文化機関(UNESCO)、NHK,京都府、京都市、朝日、日本経済、京都の新聞各社などなど多くの団体の後援を得ての、大変大きなイベントであった。

 そのテーマは「世界の健康は食文化から」<寝たきり長生きから健康長生きへ>ということであった。参加者数は2000名を上回り、その9割方が女性であった。昨年の参加者は2700名で女性91%、男性6%で、年齢構成は60代34%、50代29%、40代18%、70代13%、30代4%、20代2%であり、その53%は主婦ということで、健康に感心を持つ人々のことが伺える。平日の昼間の開催ということも大きな要因である。

 なお、このフォーラムについては来年1月10日に、NHK教育テレビ、日曜フォーラム(18.00~19.00)で放映予定である。

 WHO西太平洋地域事務局長、尾身茂氏の講演、UNESCOからのメッセージ、WHO国際共同研究からのメッセージに続き、オーストラリア先住民の方によるアボリジナルの生活習慣病の現状と栄養によるリスクの軽減の研究発表や脳科学者の茂木健一郎氏の記念講演があった。脳科学の最新の研究結果で大変興味深いお話があったので紹介したい。

 私たちの脳には、最近分かってきたこんな特性がある。一言でいうならば、脳とは楽観的に生きないと活性化されないというのである。それはこれから起こる不確実なことに対して、人がどう感じるかが問題のようだ。つまり、これから起こる不確実なことに対して、不安を持つと脳は対応ができないので、不活性となるが、それをわくわくと楽しみに考えることにより、脳が活性化されるというのである。脳には本来そのような能力が備わっているそうである。

 それは、楽観的に考えられる人の心の中には安全基地が存在するからだそうだ。この安全基地とは子供の時にはその所在は親であるが、大人になると安全基地が本人の中にできてくるのであるが、不安に思う人はそれが十分にできていないということであった。しかし、諦めてはいけない。過去の記憶を見つめて、安全基地を育てることができるのである。そういえば、たくさんのことを経験している人はしていない人に比べると、これから起こることに対しての予測が可能になり、楽観できるからであろうか、そんな気がした。

 また、笑いとは人生における辛いことと悪いことをプラスに変えていくように作用するというのだ。何か大事なことを教わった気持ちになった。そういえば、ヨガで笑いというのがあり、大声をあげて笑うその業はそういう効能を知ってのものであった、と思うとインドの先達を敬服したい。

 脳の健康と体の健康は相関関係が大変大きく、美味しいものを食べることは脳にとっての栄養になるとのことだ。それは美味しいと思って食べることにより、脳が快感を感じると出てくる脳内モルヒネともいわれている物質、ドーパミン、セロトニン、βエンドロフィンなどが分泌され、より快感になる。また、一人で食べるよりも誰かと一緒に食べることにより、より美味しく感じられることは誰もが経験していることであるが、それは人間の脳の前頭葉(額の部分)にミラー(鏡)ニューロンという神経細胞があり、これが相手のしていることを自分がしていることのように感じる共感回路が活性化されるからであるという。さらには、脳をその気にさせるプラセーボ効果(思うことによってそのようになる)もあるという。だから、「病は気から」という言葉も科学的に実証されているようだ。そして、過去を育て、ユーモアのセンスを持って、楽しむ人生が素晴らしいことで、それが長寿につながるという最後の言葉でしめくくられた。

 その後、ミレニアムフォーラムとして、「寝たきり長生きから健康長寿へと」と題して、千葉商科大学教授の宮崎緑氏がコーディネーター務め、毎日走っている茂木健一郎氏(脳科学者)、黄な粉、ジャコ、大根おろしを入れたカスピ海ヨーグルトと和食を毎日食べている家森幸男氏(予防栄養医学者・健康フォーラムのオーガナイザー)、ラジオ体操を毎日して、歯の健康を気遣い、すべての歯が健全な横山清氏(日本セルフサービス協会会長)、京大のマサイといわれ、毎日8km走り続けている森谷敏夫氏(運動生理学者)、泳ぎと料理を楽しむ梅原純子氏(診療内科医)の各氏がパネリストとなり、パネルディスカッションが行われた。

 実はここに書かれた各氏がされていることは自分の健康法ということで、各氏が冒頭で述べられたことである。健康を保つための努力は、人それぞれにより行われているが、ここではそれぞれの専門分野からの視点に基づいての活発な意見交換が行われた。

 現代人は、昭和50年頃に人々が摂取していた一日の平均カロリーよりも300カロリーも少なく摂取しているのに、なぜ肥満や高血圧などの生活習慣病が多いのか。その理由は、生活が便利になったがために消費するエネルギー量が少ないからである、と単純明解な答えである。昔はもっと生活の中で体を動かすことが多かったことは身に覚えがある。

 さらに、エネルギー消費量の個人差も大きく、こまめに動く人、活動量の多い人はカロリーの消費量が大きいうえ、そういう人は基礎代謝量(何もしないでも消費するカロリー)も大きいそうだ。座るよりも立つ方がカロリー消費が20%増え、歩くとそれが3倍になる。階段を歩くと平地を歩く時の5倍のエネルギーを消費でき、これは安静時の10倍である。だから、日常の何気ない生活の中で、いかに心がけが必要であるかが良く分かる。もちろん運動ができれば、それがベストであろう。

 世界で一番の長寿を実現してきた沖縄からの移住者は、ハワイに移住した人々の中でも、大変健康で長寿の人が多いことが知らされた。それは沖縄の食習慣を持続した結果、高血圧の原因である食塩の一日平均摂取量が日本人の半分である6g、熱帯の豊かな果物により、病気のもとである活性酸素を抑える働きをするビタミンEの摂取量が多く、認知症が少ないことなどが要因である。大豆、魚、野菜をたくさん食べ、バランスの良い食事をしていると説明された。亜熱帯の気候もさることながら、みんなで仲良くいろいろなことを楽しんでいるということも大きな要因であり、元気で長寿の世界を覗くことができた。

 脳を活性化するには手先の細かい動きをすること。細かい家事のような面倒なことをすることが、より脳を活性化させることも知った。そして、脳を使う最良なことは体を使うこと、運動を含めてということである。さらに、自分の生き方をどう変えるかということが重要な課題である。それは何もしないで老いるか、喜びと楽しみを加えて老いるかが、自分の人生の鍵を握っている。分かっているようでも、こうしてはっきりといわれると、より心の中に定着する。

 パネルディスカッションの結論は野菜、魚、大豆をバランスよくとるというように、食べ物への配慮、運動をすることにより体を丈夫にすること、そして、心を楽しくすることで、食、体、心と大きな三つの要素が互いに関わりあってより良い健康が保たれるということで、それを心に深くとめることができた。帰りの地下鉄は率先して階段を利用して、ポジティブマインドで未来に対して楽観的に生きようと、軽やかな足取りになった。

(2009年12月4日記)

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2009年9月20日 (日)

「東京湾漁場図」を読み解き、東京湾のいまを考える勉強会、成功裏に終了しました

《「東京湾漁場図」を読み解き、東京湾のいまを考える勉強会》に参加されたみなさま、つごうで欠席されたみなさまへ

「「東京湾漁場図」を読み解き、東京湾のいまを考える勉強会」無事盛会裏に終わらせることができました。はやいもので一週間がたちました。ご参加いただいたみなさま、また今回、都合がつかず欠席されたかたにおかれましても、ほんとうにありがとうございました。

参加人員は、遠方から駆けつけていただいた方も含めまして、およそ100名の参加を得て、開催することができました。

勉強会は、林しん治代表の開催趣旨説明、尾上一明さん、長辻象平さん、西野雅人さんのご講演に続き、河野先生の進行により、会場の参加者から寄せられた三人への質問、及びその他の総括的な内容の質問にそれぞれ回答し、さらにご意見を付け加える方式で活発な討議が行なわれました。

詳細には、質問回答内容の整理など後日まとめるつもりです。一般質問のなかで「勉強会の趣旨である東京湾の昔の姿を知り歴史を学ぶことはよく理解できましたが、この漁場図を勉強することによって、これからの東京湾をよくするために、具体的にどのようなアイデアが生まれるのでしょうか」云々という根源的な質問がありました。

質問者に納得していただける答えが出たかは、正直いいまして、自信がありません。
充分な討議時間を使って、これからの課題としてそれぞれが回答を出して行くことに取り組もうということで、終わることとなりました。

ただ、今回の勉強会では、東京湾のこれからを考えるため、「東京湾漁場図」という従来は正面から取り組んだことがない題材を提供し、その過去の先輩が残してくれた優れた情報の束を共通の財産として共有し、それぞれが課題を設定して行くための初歩を築くワンステップとはなったように思います。

懇親会の席では、この手法を使って伊勢湾や瀬戸内海や他の干潟や開域でも可能かもしれないね、という声が聞かれ、その具体的な情報交換もなされたようです。今後、今回の勉強会で、こうすればよかったという反省点を、そのような次回に取り組むかたがたに活かせるような「課題」の整理と、情報の公開提供を行なって参りたいと考えます。

ひとえに、皆様方のご協力ご後援によりまして勉強会を終了させることができましたことを重ねてお礼申し上げます。
すでに新たなとりくみにスタートです。

追伸のお願い:今回、制作し参加者に配布しました「明治41年『東京湾漁場図』を読む」(A3判カラー東京湾漁場図縮小図〔オフセット印刷〕付き)は、参加者への配布(約100部)の後、まだ残部が150部ほど残ります。会場費・会場案内などの協力者への謝礼等経費の一部は江戸前ESD協議会への助成(日本生命財団)でまかないましたが、テキスト及びカラー版縮小地図制作費、講師謝礼などに充てるため、テキストとカラー版漁場図の1セット:1500円(送料込み:2冊以降複数の場合1000円×冊数+郵送料500円)の販売をいたします。可能なかぎり残り全冊販売したいと考えております。

◎参加されなかったかたはもとより、参加され1セットはおもちのかたも、追加のご注文のご検討をお願い申し上げます。(注文は、事務局中島満:まな出版企画までFAXかメールでお願いいたします。)

2009年9月13日

「東京湾漁場図」を読み解き、東京湾のいまを考える勉強会
代 表 林しん治
事務局 中島 満(電話:03-3319-3127 FAX:03-3319-3137 Mail:
CBA02310@nifty.com
江戸前ESD協議会 代表 河野 博

◎懇親会が勉強会終了後19時ごろまで、2号棟4階魚類学実験教室の実験テーブルを囲み、たった缶ビール1本(何本も挑戦される方もおりましたが)立食・立ち飲み方式で懇親の輪ができ、いろいろなはなしが展開されました。そのばで散会いたしました。

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2008年8月 4日 (月)

「水産振興」487号『「里海」って何だろう?―沿海域の利用とローカルルールの活用』が刊行されました

中島著[「里海」って何だろう?―沿海域の利用とローカルルールの活用―]が1冊の本になりました

Satouminandarouhyousi

「水産振興」第487号(第42巻第7号)

2008年7月1日発行

編集・発行 財団法人東京水産振興会

非売品:購読希望の場合は、在庫があるかぎり問い合わせに応じてくれるはずです。(東京都中央区豊海町5-9東京水産会館5F 電話:03-3533-8111)

中島 満著

目次:はじめに/第1章「漁業的利用」と「市民的利用」/第2章 漁場を市民に開放する漁業的利用の事例/第3章 漁業者によるNPO設立と里海づくり/第4章 漁業権放棄済み海面に誕生した「里海」/あとがき 金萬智男さんに聞く

「里海」と「ローカルルール」をテーマに、これまで書いてきた小文を、1冊(70ページ)にまとめたものが小冊子になり刊行されました。

「里海」SATOUMI「さとうみ」ということばが、「水産白書」(平成十九年度)や「海洋基本計画」で書き込まれ、また環境省でも「里海創生事業」がスタートするなど、国の政策として実施されるようになりました。

なぜ、いま「里海」を各省庁ごとの政策メニューとして取り上げるようになったのか。いったい「里海」ってなんだろう、というテーマで、海を人が利用するという、原点に立ち返って、「今、海の利用」の仕組みをどのように「変えていったらよいのか」、あるいは「変えないほうがよいのか」、また、実態として、どのようなことが「変わりつつあるのか」を整理し、「ローカルルール」というキーワードをリンクさせて提起した試論です。沿岸域利用を考える参考にしていただければうれしい限りです。

本書には、まだ一般的に定着していない言葉や、また、ききなれない「チサキケン」のような言葉がでてきます。「里海」とこうした、従来から沿岸域の利用のベースとなってきた地域の権利と既存制度とのつながりを、わかりやすく説明するために、注を17項目いれましたが、さらに、説明をしたほうがわかりやすくなる記事もあり、参考付表ととともに、

「里海」って何だろう?「参考資料集」

のページを「MANAしんぶん」サイトに設けましたので、関心のある方は、ご覧ください。

                        By MANA(なかじまみつる) 

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2008年4月22日 (火)

「里海」って何だろう?が記事になりました

Ship&Ocean NewsLetterの185号に拙稿が掲載されました

表題の《「里海」って何だろう?》というテーマで、「Ship&Ocean NewsLetter」(海洋政策研究財団)からの依頼で、2ページにまとめてみました。サブタイトルに、「生業(なりわい)と暮らしを育む里海を考える視点」としたのも、「地域」と「地先」の海の利用について、地域住民と地先の浜との関わりと、役割りについて考えてみたかったからです。

 OPRF,Ship&Ocean NewsLetter№185

 「080420satoumi-kiji.pdf」をダウンロード

地域社会は、時代と共に、大きく変貌をしてきました。国レベルあるいは、広域的な経済圏の影響を受けつつ、その地域が置かれた社会経済環境の要因によって多様な姿へ代わっていきます。つまり、この小文で考えてみたかったのは、漁村とか、農村とか、新興住宅地とか、島嶼とか、工場地帯のような、これまで常識的に、くくってきた地域概念はいつの頃からか、その地域の優位性を表わす特徴としては、必ずしも機能しなくなってきている気がします。

「地域」の数だけ、その地域と地先の海との関わり方の「個性」があるということに、もっと着目してみる必要があるのではないか、ということです。

この小文の最後に、一つだけ事例として紹介した「お台場の海でノリづくりをして、地域の子供たちに、このすぐ身近な、目の前にある海が、どれだけかけがえのない“豊かさ”と“楽しさ”を生み出す自然の場」であることを体験してもらう試み、も、実は、その地域にしか持ち得ない「個」の力、あるいは表現力というものが、備わっているのだ、ということにスポットを当ててみるのに、最適であると思ったからでした。

古くから歴史的に強く規定されてきた「漁業」専業の漁村地区も、埋立地という全く新たに歴史が築かれていく地に誕生したお台場のマチも、地域の人々が海を利用するという関係に眼を向けた場合には、「地域」の対極的な姿の差異がどれだけあろうとも、ある共通した管理と利用の仕組みの原則が存在するということなのではないか、という視点が成り立つのではないかと考えています。

今回、投稿をすすめていただいた、編集代表の秋道智彌先生は、掲載号の編集後記で、次のように、先生にとっての「里海を考える」視点を簡潔に示しておられます。

花の話を里海に置き換えてみよう。人はなぜ、里海や里山にさまざまな想いをいだくのか。本誌で、指摘されているように、里海の厳密な定義はない。その一方で、日本の国は里海、里浜を再生する事業を立ち上げている。そのこと自体には賛成をしたいが、里という語の心地よい響きだけでこのままつっぱしれるかどうか、不安がよぎる。里海という共同幻想についていま一度考えてみる必要がありそうだ。なぜなら、モデルとなる里海などはじつのところない。あるのはそれぞれの地域で育まれてきた個としての里海なのだ。…中略…私の里海にたいするイメージは少年時代に毎夏、訪れた若狭の海で形成された。裸足で浜を歩くときの砂の感触…中略…ただし、(こうした)感性の世界の背景には、自然に及ぼしてきた人間活動の結果としての制度や経済原理などが埋め込まれているはずだ。その糸をときほぐすことこそ重要なのだ。…中略…イメージの世界は、現実の浜を訪れると瓦解する。ゴミで覆い尽くされた浜、油の匂いのする磯。網をつくろう人の姿がない海辺。こんなはずではなかった。そこで失望し、怒りを覚えるのは都会からの旅人だけではない。地域の人々は海をどのように考えているのか。声にもならない心の世界を通じた対話から里海再生を考えることがあっていい。…以下略(秋道智彌氏。Ship&OceanNewsLetter2008年4月20日№185号編集後記)

「個としての里海」であり続けてきた日本の津々浦々の沿岸域は、漁村でも海村でも浜でも、呼び方はどうでもよかった。しかし、実は、「里海」を意識しはじめ、「里海」という言葉が使われるようになり、そして定着しツツある時代になったということは、あらためて、人々と海との関わりの仕組みの糸を解きほぐさなければいけない、ほど、海と人のつながりは希薄になり、のっぺらぼうの没個性の海岸域が多くなってしまったということの証左なのです。再生ということは、自然環境や海生生物たちの現状や将来に、眼がいきがちですが、私の視点というのは、実は、どうしても海と関係を持つ人、とくに地域の人々が海という自然域とのつながりの深さをとりもどしたり、新たに創り出したりする、そういう方向に、どうしても入ってしまうのです。

◎掲載記事中の筆者の校正ミスがありましたので、この場を借りて訂正しておきます。

【誤】5ページ文末下脚注下「お台場環境教育協議会協同事業協定書」(2005年12月12日締結)

【正】「お台場環境教育協議会協働事業協定書」(2005年12月12日締結)

By 中島 満(MANA:なかじまみつる)

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2007年1月18日 (木)

カキで海や川を浄化しよう

マリンガーデニングを実践

 海の『守り人』論やMANAが出す漁業権関連出版物の著者で、東京湾で海辺の環境教育を実践している田中克哲(NPO「ふるさと東京を考える実行委員会事務局長」)さんからカキで海水や川を浄化しようというマリンガーデニングの実践活動についておたよりがありました。下記に転載します。

  • 田中克哲さんからのおたより

いつも大変お世話になっております。
寒さが一段と厳しくなっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ふるさと東京を考える実行委員会は、そんな真冬の寒さにも負けず、カキの成長調査、東京の水辺探検、その他様々なイベントを意欲的に行っております。子供たちはたいへん好奇心旺盛で、最近では定員をオーバーするほどの人気ぶりです。

さて、このような地道な活動が、1月12日の東京新聞朝刊に掲載されました!記事をリンクいたしましたので、是非ご覧下さい。

また、1月25日(木)のNHKラジオ夕刊(NHKラジオ第1放送 午後6時~6時50分)では、理事長の関口雄三が生放送の電話インタビューに答えます。関口のインタビューは、6時20分頃となっておりますので、お時間がございましたら是非お聴き下さいませ。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

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NPO法人ふるさと東京を考える実行委員会事務局長 田中克哲

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